いじめ
こんにちは、ノトエモンです。
今回はいじめについて書いていきたいと思います。
大津市の事件があって以降、メディアでもいじめの問題が大きく取り上げられる機会が増えましたが、中には耳を塞ぎたくなるようないじめもあります。
最近で言えば、このニュースです。
https://twitter.com/QMRs12dxz841hZd/status/1132195355448111104
皆さんはこのニュースを見てどう思いましたか?
『とんでもない教師だな!』
『教師にはこんなにひどい人がいるのか』
と思った人がほとんどだと思います。
ここまではいかなくとも、いじめている子には注意せず、いじめられている子を注意する先生などもいますよね。
それは、先生がその方が楽だからです。
今回は、こういった『いじめ』を今回は心理的な側面から追求していきたいと思います。
現在、私はカウンセリングの授業を大学で受けていて、そこでいじめに関する印象的な話があったので紹介します。
いじめをなくすことは不可能?!
いじめは、人類の歴史とともに、地球上のあらゆる所で数 十万年間存在している。
動物でさえもいじめをする、つまり本能的なもの。
『いじめはなくすことはできない』と考える人の中にはこのような理由などがあるでしょう。
そう、中には教師でさえもそのような考えの人も、、、、
確かに、それらの理由は事実かもしれません。
しかし、それは自分の力ではコントロールできない『関心の輪』に目を向けてしまっています。
そうではなく、『影響の輪』つまりコントロールできる『自分の周りではいじめゼロにする』などと教師は特に考えるべきです。
『輪』の説明についてはこちらから、、、
いじめから逃げることは困難?
よく私の知人もいじめのニュースを見たときこのようなセリフを言います。
『学校やめたらよかったやん』
それできたら苦労せーへんやろと言うのですが、続けて
『でも、死ぬよりは学校やめる方がいいやん』
と言います。
みんな逃げたいけど『逃げられない』んですよね。
ではなぜ逃げられないのか、、、
- 4層構造
いじめは大体、1対1では起きないですよね。
では被害者を1人として加害者は何人でしょうか?
3人? 5人?
違います。この4層構造では40人のクラスであれば、いじめる人、観衆、傍観者、が加害者となります、つまり39体1ということになります。
改善策としては傍観者や観衆の中から「仲裁者」をいかに出せるかが重要な鍵となる。
いじめの正体!?
さらに、被害者の敵は39人だけではありません、、、
本当に逃げられない理由はこれかもしれません
それは空気です
『いじめの正体とは、空気です、、、(中略)、、、空気という魔物の持つ力は実に強大です。この敵の前では、法ですら無力かもしれません。全てを飲み込む巨大化する恐ろしい怪物。立ち向かうどころか逃げることさえ困難な相手です。あるいは藤井先生もいや、加害者である青山くんでさえ、この怪物に飲み込まれた犠牲者なのです』
(『リーガルハイスペシャル』)より
- いじめ対策に伴う課題
多くの研究者は個人でなく集団の問題と捉えている。
我々は上記で挙げた「仲裁者」を増やすことはとても難しいことを知っています。
『いじめはいいことです!』と答える生徒はいないと思います。
しかし、集団に適応し自分自身を守るために個人的に望まない役割を引き受けるといったことは年齢関係なく皆さん経験していると思います。
つまり
集団が個人にかける圧力と個人がそれに対抗する力との間の差はあまりにも大きいのです。
そういう意味では、リーガルハイの言葉にもある通り加害者もまた集団の犠牲者なのです。
感想
いじめはない方がいいと誰もが思っているはずです。それでもなお、いじめが存在は存在しているという事実は否認されるべきではないのです。
そのことを認めた上で、対策を講じていく必要があると思います。